ケーキ屋さんなどで買うとついてくる保冷剤。なんだか捨てられなくて家に大量に余らせています。
ちっちゃな冷凍スペース全部が保冷剤で埋め尽くされている我が家の冷蔵庫。
一個や二個は息子が頭をぶつけた時や熱を出した時に冷やすなどで使っていますが、大半は入れっぱなし。
保冷剤入ってる分の冷凍スペースを開けてしまいたいと常々思っている一方で、「でも、何かで使うこともあるだろうし…ずっと保管していたのに今更捨てるのもなんか勿体ないし…」って感じでズルズルと今までやってきました。
そんなとき、ふとしたことがきっかけで、冷やす以外の活用方法を知ったのでここにメモします。ぜひ参考にしてみてください。
余りまくった保冷剤の活用方法
お店で購入したときに付いてくる保冷剤って捨てられませんよね。ついつい冷凍庫に入れて使うことなく放置してしまいます。
捨てられない、けど保冷として使うあてもない…
そんなときは、消臭剤として使ってみましょう。
実は保冷剤は消臭剤として利用できるんです。
保冷剤の中身を開けてみると、ジェル状の物体が入っています。
このジェルの正体は「吸水ポリマー」といって、オムツやサニタリー用品などに使われる吸収剤です。一見するとオムツとは形状が違いますが、保冷剤に入っているジェルは吸水ポリマーに水を吸わせた状態のもの。
ジェルならなっている吸水ポリマーは形が凸凹しており、この凸凹部分に臭いの成分が吸収されて消臭につながるという仕組みです。
保冷剤から消臭剤を作ってみる
実際に余った保冷剤を使って消臭剤を作ってみます。
材料
- 保冷剤
- ガラス容器(空き瓶など)
- ハサミ
- アロマオイル
- 絵の具もしくはマニキュア
- ラメやラインストーン
- 割り箸
アロマオイル以下の材料は装飾的なものなのでなくても大丈夫です。
空き瓶は、保冷剤を入れる容器として使うので、特にこだわりはありません。基本的に何でもOK。
作り方
まず保冷剤を常温に戻します
常温に戻した保冷剤を、ハサミを使って中身を出し、空き瓶の中に入れます。
一応これで消臭剤としては完成です!めちゃくちゃお手軽です。
それだと味気がない、もっと工夫したい場合は、完成した消臭にアロマオイルや絵の具、ラメ・ラインストーン等を入れて割り箸でかき混ぜます。
保冷剤の中にアロマオイルや絵の具(もしくはマニキュア)、ラメなどをお好みで入れます。
うちに絵の具が見当たらなかったので、今回はマニキュアで作成しました。
割りばしで混ぜます。混ざりにくいので下から上に向かうようにグルグル混ぜるようにします。
完成!
なかなかファンシーな仕上がりになった気がします(自画自賛)
もしかしたら造花とか添えるとインテリアっぽくもなるかもしれません。
作っている途中で、夏休みの自由工作やっている気分になりました(笑)
保冷剤で作った消臭剤ってどれくらいもつの?
保冷剤で作った消臭剤は、使った保冷剤の量や部屋の広さにもよりますが、大体2週間から3週間ほどもちます。
また使い捨ての保冷剤は約90%以上が水分となるため、時間が経つにつれて水分がなくなってしまうこともあります。水分がなくなると消臭の効果も落ちるので、それを目安にするのもいいかもしれません。
どれくらい効果がある?
保冷剤で作る消臭剤は、入れる物さえ用意できればすぐに作れてしまいます。手軽でしかも無料で作れるので便利ですよね。
で、気になることと言えばその消臭剤がどれぐらいの効果を発揮するかというところではないでしょうか
あくまでこれは実際に使ってみた私の実感レベルの話になりますが、それなりに効果はありました。部屋のちょっと気になる臭いはちゃんと取れたので効果を実感できました。
ただ、悪臭レベルのものや、エアコンのフィルターなどに対しては、臭いは抑えられるものの、キチンと消臭するのは難しかったです。
空間に漂う臭いには効果があるけれど、強い臭いや物に染みついている臭いには太刀打ちできない印象でした。
消臭剤として使うときに気をつけること(注意点)
保冷剤を消臭剤として使う場合、いくつか気をつける点があります。
使用後は排水口やトイレに流さない
消臭剤として使い終わった保冷剤を捨てる時には、排水口やトイレに捨てるのは絶対にNG
保冷剤は水をよく吸収するので、排水口やトイレに捨ててしまうと水を吸収した保冷剤が詰まりの原因となってしまいます。排水溝やトイレ配管に詰まってしまうと修繕費も高くついてしまうこともあるので流して捨てることは避けてましょう。
誤飲に注意
特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、強引に注意してください。保冷剤を飲み込んでしまうと、体内の水分を吸収してしまうことがあり危険なので注意してください。
消臭剤以外での活用方法
保冷剤には消臭剤以外の活用方法もあるので、こちらも紹介しておきます。
ガーデニングの保水材として利用する
常温戻した保冷剤の中身を鉢植えや花壇の土に混ぜておくとジェル状の吸水ポリマーが土中の水分を無駄なく吸い取り、必要な分だけ植物に供給してくれます。
保水材によって水やりの回数を減らすことができ、土の中の成分が適切に保たれるので植物が根腐りしにくくなります。
カイロやアイマスクとして利用する
保冷剤は温めれば保温剤として使うこともできます。
使い方は、40~50度のゆるま湯に入れて温めれば保温剤として使えます。
温かさが持続するので、カイロの代わりとしても。目の上にのせてホットアイマスク代わりにもなります。
保温剤として使う際に絶対NGなのは電子レンジにかけること。
保冷剤を電子レンジにかけると爆発する恐れがあるのでやめましょう。
まとめ
- 保冷剤は消臭剤として利用できる
- 作った消臭剤は2?3週間ほどもつ
- 部屋に漂う臭いに効果あり
- 悪臭や物に染みついた臭いはさすがに難しい
- ガーデニングの保水剤やカイロ、アイマスクとして利用もできる
興味がありましたら、あなたの家の保冷剤でもぜひ活用してみてください