収穫したラベンダーをドライハーブにする方法とその使い方 できるだけ楽なやり方まとめ

5月中旬、庭に植えてあるラベンダーの花が咲きはじめてきました。この時期のラベンダーは花が咲き葉が生い茂っていますが、暑さと湿気に弱いので梅雨の時期に備えて剪定します。剪定した花は花瓶に生けても2~3日しか持たないので(ラベンダーは水を吸い上げる力がめちゃくちゃ弱いのですぐ萎れる)、ドライにして楽しみたいと思います。

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ラベンダーをドライハーブにするための楽なやり方

ラベンダーをドライフラワーにする方法として、「ハンギング法(自然乾燥法)」「シリカゲル法」「ドライインウォーター法」「グリセリン法」等がありますが、私は面倒くさがりなので一番手間の少ないハンギング法(自然乾燥法)でやります。

やり方は、紐でしばり逆さに吊るす。これだけ。ドライフラワーというと連想されるイメージそのまま。

干しカゴがあるなら、カゴに入れて干すのもOK。紐で縛る手間が省けるので、干しカゴがあるならそれを使うのが一番手間がないかもしれません。(うちは干しカゴ持っていないので紐で吊るしています。)

剪定も兼ねているので、茎は長めに採ります。ついている葉っぱはとってしまいます。

麻紐(100均で売っていた)で茎をしばって吊るします。(我が家はリビングの室内物干しワイヤーに吊るしています。)

そのまま10日ほど放置すればドライハーブになります。

乾燥させたラベンダーは茎と花の部分で切り分けます。(ドライフラワーとしての観賞用やリーフにする場合は以下の工程は不要です)

花を指でもみほぐします。
軽くもみほぐすだけでも充分良いですが、がくを取ると料理で使う時に良い感じで使えるので私は分けています。取り分けしているとき、ラベンダーの良い匂いがします。

花の部分は瓶に入れて保存します。一緒にシリカゲルも入れます(写真では入れ忘れていますが…)。

残った茎の部分は香りが良いので、お風呂に入れて使うこともできます。

ドライハーブを綺麗な色で作るための4つの簡単なコツ

ラベンダーを綺麗な色の状態でドライハーブにするときに幾つかコツがあって、

  • 日陰で干す
  • 乾燥させ過ぎない
  • 紐はキツめに縛る
  • 花がつぼみの状態で干す

このあたりを押さえておくと、わりと良い感じに仕上がります。

日陰で干す

日当たりの良いところで干すと、花が色褪せてしまうので日陰で干します。我が家では日陰どころか室内で干しています。5月は暑い日も多くエアコンを入れるということもあってか意外とよく乾きます。

乾燥させ過ぎない

乾燥させ過ぎると色褪せしてしまうので干し過ぎも良くありません。干す目安は10日前後(地域や気象状況によって変わります)。茎がポキっと手で折れる、もしくは花を手で揉みほぐせる位になっていればOK。

紐はキツめに縛る

乾燥中は水分が抜けて茎は萎んでくるので、抜けないように紐はキツく縛ります。

花がつぼみの状態で干す

ラベンダーの花が咲いていたらドライハーブにできない…という訳ではないのですが、つぼみの状態の方が香りが強いので、つぼみの方がおすすめです。

ドライハーブにしたラベンダーの使い方

花束やリースは面倒くさい&センスがないので、乾燥させたラベンダーはもみほぐして花をばらして各々使ってゆきます。この方がドライハーブとして利用しやすいです。

軽くほぐして終わり…でもOKなのですが、がくの部分をとると後々使いやすいので丁寧にとってゆきます。

何気にこの工程がドライフラワーの中で一番手間だったりするのですが、いい匂いが漂うのでそれが楽しかったり。アロマテラピーみたい

ラベンダーの使い方~食用レシピ~

まずは食用の使い方から紹介

ラベンダーティー

ティーカップ1杯分に対してティースプーン約1杯が目安。
ラベンダーだけでも良いですし、紅茶と一緒に淹れるのももちろんOK。
一緒に入れる紅茶は、個人的にはアールグレイがおすすめです。柑橘系の香りとラベンダーの香りが相性良いみたい。

ラベンダーミルク

マグカップに牛乳とラベンダーを入れて電子レンジでチンするだけ。ラベンダーの量はティースプーン半分くらい。蜂蜜を入れても美味しいです。
花は浮かだままですが、そのまま食べても。眠れない夜に。

ラベンダークッキー

参考レシピ: ラベンダー香る♪さくさくクッキー レシピ・作り方

型抜き不要のクッキーレシピです。レシピだとラベンダーの量は小さじ1ですが、私は小さじ2で作っています。

大量にできるので、うちでは半分焼いてもう半分は棒状のまま冷凍します。食べたい時に冷凍庫から取り出して切って焼けばいいのでラク。

少ないラベンダーで香りの良いお菓子がたくさんできるのでクッキーはおすすめです。

ラベンダーの使い方~食用以外~

食用以外のドライラベンダーの使い方です。

ラベンダーチンキ

[材料]
・ウォッカ(ホワイトリカーでも可)
・ラベンダー
・密閉できる瓶

[作り方]

  1. ビンはきれいに洗浄・熱湯消毒した後にラベンダー(乾燥させたもの)を入れます。
  2. ラベンダーが完全につかるようにウォッカを注いで漬け込みます。
  3. 蓋をしてビンを軽く振って混ぜます。
  4. 1ヶ月ほど冷暗所で保存。1日1回はビンをふって混ぜるとよいです。
  5. ガーゼもしくは茶こし等でラベンダーを濾したら完成です。

直射日光が当たらない冷暗所に置けば1年近く保存できます。

ラベンダーチンキは、ラベンダーとアルコールでできているので飲むことができるし、入浴剤として使ったり、精製水と混ぜればルームスプレーとして使うこともできます。

精製水とグリセリンを混ぜれば化粧水や、フェイスクリームもできますが…そこまでは面倒なのでうちではやったことはありません(汗)

ラベンダーをアルコールに漬けるので、水では溶けない成分も抽出されています。ラベンダーの効能を期待するならラベンダーチンキを作っておくのも良いですね。一つ作っておくと色々と応用できるのでラベンダーチンキ良いですよ。

ラベンダーは香りが良いし、色々な効果があるし、花は可愛いし、ドライハーブにすると色々な使い道があるので良いので重宝します。

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