福井の名店「一燈」
派手な演出はないけれど、正当派で王道をゆく美味しい料理が魅力のお店です。
以前はランチで行きましたが、今回はディナーでの訪問。
会席コースをいただきました。
この日は、祖母の四十九日法要が終わり忌明けということで、母が「奮発しよう」と。
私も弟も県外に出て結婚もしている身。
親子3人だけで集まれる機会はもうそうそうないだろうと。
だから、良いお店で食事でもしながら、ゆっくり祖母の思い出話をしようという母のリクエストから一燈になりました。
・・・
一燈へのアクセス
一燈があるのは福井の浜町。
古い町並みが魅力のエリアで粋なグルメ店が並びます。
お店は福井駅から徒歩7分のところにあります。
福井は場所柄、車での移動が多いのですが一燈は駐車場の数が少ないですね。
車で向かう際には、駅前の駐車場を利用して徒歩で向かう・・・というのも頭の片隅に置いておくのがいいかと思います。
一燈のディナー会席コース
ディナーの会席コースのお値段は、8,000円~25,000円。
今回いただいたのは12,000円の風コースです。
コースの内容は料理長おすすめ。日によって変わります。
お品書き等はなく、口頭で説明されます。
このあとはいただいたコースの料理を紹介してゆきますが、料理名や内容はうろ覚えです;;;
会席コース<風>
先付け
白魚とふきの梅肉あえ。出汁のジュレがかかっています。
さっぱりとして白魚のほっくり感と甘み、梅肉の酸味が食欲をそそります。
椀
蕪と白菜、蟹、しんじょの椀物。
山菜の蕾(名前忘れた・・・)の天ぷらの苦味が良いアクセントになっていました。
向付
鰤、烏賊、天然マグロの刺身。
醤油もしくはポン酢をつけていただきます。
天然マグロがとろける美味しさ!そして烏賊の旨味がすごい!
烏賊の刺身が美味しいお店ってハズレがないですよね。一燈も御多聞に及ばずです。
焼物
魚の粕漬け、赤なまこの酢の物、鰯の煮物、数の子の昆布締め
こちらの写真は1人分に取り分けた後のものです。
とりわけ前のものがこちら↓
盛りつけがとても美しいです。
お店を訪れたのが1月末だったこともあって、飾り付けに柊の葉や鰯の干物を使って節分をイメージされています。
飾り付けてみた。
粕漬けと鰯の煮物の器にはおたふくと鬼がそれぞれ描かれています。松ぼっくりの器も素敵。
しのぎ
穴子の寿司
穴子の身がふっくら!下の酢飯もよい塩梅。
もっと食べたかったです。あと10個くらいいけます。
肉
若狭牛のステーキ。
とても柔らかい牛肉。粒マスタードの香りが鮮烈でした。
そえつけの山菜の天ぷらが牛肉の味を引き締めてくれます。
温物
桜鮭と大根。
ほっとする味でした。
お食事
ご飯物と豚汁と漬け物。
ご飯物は次の4種類から選べます。
蕎麦のからすみかけ
黄身のトリュフかけ(一番人気らしい)
からすみとじゃこのご飯
青菜と茸の炊き込みご飯
ご飯はおかわり自由。しかも前とは別のものも頼めます。
蕎麦と炊き込みご飯で悩んでいたら、両方出していただけました!
(他2つの写真は、家族のを撮らせてもらいました。)
4種類とも食べてみて、どれも美味しかったですが、レア度を考えると黄身のトリュフかけが一番良かった気がします(笑)。
想像以上にトリュフがかかっていて香りがとても良かったです。
水菓子
フルーツのジュレかけ、抹茶アイスの最中、煎茶
ジュレには金粉と銀粉がかかっています。
アイスの色合いに冷たさと抹茶の香り、最中のパリパリ感が素晴らしいです。
飲み物(※会席コースとは別注文です)
黒龍の新酒、「垂れ口」薄にごり生原酒のグラス。
新酒は軽やかで飲みやすいので食事と一緒に飲むのに適している(と、私は思っています)。
お店の内観ほか
店内は入り口を入ってすぐがカウンターでその先に個室があります。
今回は個室。
室内は掘りこたつで、こたつ下の足下は床暖房でした。(助かります)
個室に飾られていた掛け軸と生け花。
インテリアはとてもシンプルです。
まだまだ寒いけど春を感じさせますね。
両先が細いつまようじ。
一本一本がすごく細いです。
でも芯がしっかりしていて折れにくい優れもの。
まとめ
コースの時間は約3時間。
料理が出てくるペースはゆっくりで、祖母の思い出話と料理をのんびりゆったり楽しむことができました。
一口食べるごとにホッと心和む味わいの料理の数々で身も心も満足です。
なかなか行けるお店ではないですが、また何かの機会に親子で行けるといいな。
「一燈」お店情報
◆一燈(いっとう)
◆住所:福井県福井市中央3-12-12
◆営業時間:
【昼/火~金】11:30~14:00 ※土曜日は会席のみ
【夜/月~土】18:00~22:00
◆定休日:日曜日(月曜日祝日の場合は日曜日営業)