コシヒカリ発祥の地である福井が、その後継として6年の歳月を掛けて開発した新しいブランド米「いちほまれ」
本日(9/23)より発売開始されたので、早速買ってきました(親が)。
福井県内での期待値は大きく、販売店では開店前からいちほまれ目当てで並ぶ人が多かった模様。
並ぶことが好きではない県民性で行列が少ない福井としては珍しい事ですね(最近はそうでもないらしいですが)。
うちの親がお店に行った時(夕方)には5kgは既に売り切れ。1kgのを買ってきました。
店頭価格は1kgで680円(税込735円)。一般的なコシヒカリよりちょっと高めな値段設定です。
袋の裏面より、いちほまれの概要を抜粋↓
オカズがいらないくらい美味しい。
コシヒカリを生んだ福井県が、その上をめざして創った「いちほまれ」。
約20万種もの苗を植え付け、選び抜き、育て上げた至高の名作です。
粒感と粘りとの絶妙の調和。お口に広がる優しい甘さがたまりません。
※デザインは、おいしいお米をつくる源である太陽をモチーフにしました。
最初に食べてみるなら、白米のまま、もしくは塩おにぎりにしてみるのがよさそうです。
いちほまれを土鍋で炊いて食べてみよう
地元がプライドをかけて生み出したお米「いちほまれ」に敬意を払うべく、まずは我が家で一番美味しくお米が食べられる方法で食べてみたいと思います。
使うのはこちらの土鍋。
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越後湯沢・大沢山温泉の有名旅館「里山十帖」で購入した土鍋で、里山十帖で出される料理でも実際に使われている土鍋と同じものです。
これで炊いたご飯は、同じお米でもワンランクアップする美味しさ!
期待が高まります。
公式推奨の「いちほまれ」の炊き方
いちほまれの袋の裏面には、炊き方も書かれています。
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水洗いお米を正確に測り、水をたっぷり注ぎ、手早くかき混ぜて、水を捨てます。
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とぐ水を加えずに指を広げて、シャカシャカと音を立てるように15回程度かき回します。その後、水を加えて、すすぎます。これを2~3回繰り返します。
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水加減平らな台の上で正確に測ります。浄水器の水か軟水のミネラルウォーターを入れて炊飯するとよりおいしく炊き上がります。
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炊飯炊飯器の設定に浸水時間が含まれている場合、炊飯前に浸水をする必要はありません。炊き上がったら、素早く切り混ぜ、余分な水分を飛ばします。
正直いって、普通のお米の炊き方とさほど変わりないですね。いつも通りでオーケーと。
「浸水時間が含まれている場合、炊飯前に浸水をする必要はありません」とあるけれど、
浸水時間が含まれていない場合、どれくらい浸せばいいのやら…
今回は土鍋で炊くため、公式推奨ではなく、土鍋の炊き方にあわせて炊いてゆきます。
まずは土鍋で炊いた、炊き立て「いちほまれ」ごはんをいただく
長谷園かまどさんの土鍋で炊いたいちほまれ。
遠目からでもお米が立っているのが分かります。
お茶碗によそってみました。
一粒一粒が大きい。重量感がありそうな見た目をしています。
新米ということもありますが、透明感とツヤもありますね。
いちほまれと一緒に食べる、本日のおかずメニュー
- 味噌汁(豆腐、タマネギ、じゃがいも、わかめ)
- 鮭の西京焼
- サラダ(ベビー水菜、カイワレ大根、トマト)
- 小松菜のおひたし
一般的な朝食メニュー、味の薄い物から濃い物まで揃えてみました。一番相性のよいおかずはどれだろう。
いちほまれの味の感想~コシヒカリと比較して~
“コシヒカリの後継米”といわれているいちほまれ。
私が味で気になるのは「コシヒカリと比べてどうか」という点。
コシヒカリの味の特徴といえば、”しっかりとした旨み&甘みと粘り気”です。
ご飯だけを口に入れた時にガツンと来る強烈な米の味や香りはコシヒカリ特有のもの、ご飯も味わってガッツリ食べる食事(と人)向けのお米といえます。
なので、コシヒカリの味を前提として、いちほまれを食べたときに気になるのは、
- 香りはどうか
- 甘み(旨み)はあるか
- 粘り気はどうか
の主に3点でした。
で、土鍋でいちほまれの炊きたてご飯を食べてみた感想なのですが、
- 香り → 少ない
- 甘味(旨み) → クセがない
- 粘り気 → 強い、ドッシリとしている
という結果に。あれ???
コシヒカリの後継ということなので、全てにおいてコシヒカリの上をいくと思っていたのですが、そうでもないっぽい。
口に入れたときにフワッと感じる香りが少なく甘みも感じない。
粘り気が強く、噛んだ時の歯応えは良いものの、甘みはコシヒカリほど感じられなかったのが正直なところ。
コシヒカリの粘り気を強くしてクセをおさえたといった感じです。
美味しいか・美味しくないかと聞かれれば、とっても美味しい。けど、コシヒカリと比べるとう~んと思ってしまう部分が。
おそらく、口に入れたときに最初に感じる香りと甘みがコシヒカリより少ないせいかなと^^;
おかずとの相性ですが、コシヒカリの後継なだけあって、濃い味のおかずとよく合う!
今回のおかずで一番相性良かったのは鮭の西京焼きでした。
しかも、おかずが少ない量でご飯がすすむ。思わずおかわりしたくなります。バクバク食べられる。
このあたりは、いちほまれのキャッチコピー(?)である「オカズがいらないくらい美味しい」のとおりでした。
土鍋で炊いたいちほまれを冷や飯ごはんで食べてみる
炊きたてだけじゃなく、冷や飯でもいちほまれを食べてみました。(写真撮り忘れ;)
冷や飯の方が噛んだ時に強い甘みが…!コシヒカリに似た甘みは冷や飯で食べた方が強く感じられました。
あと、炊きたてでも強烈だった粘り気は冷や飯になったことで、さらに強くなっていました。
少量でもお腹にたまりそうな力強いご飯。
粒感もあるし、おにぎりにして食べるのにかなり向いてそうだなと感じました。
土鍋で炊いたからかもしれませんが、炊きたてよりも少し冷やしてから食べた方が美味しいのかも。
いちほまれ味の感想まとめ
- いちほまれは、ガッツリご飯を味わって食べたい人向けのお米だった
- 濃い味のおかずとあわせると、(ご飯を)バクバク食べられる。食べ過ぎ注意
- 炊きたてだと香りと甘みが少なくクセがないが、冷や飯で食べると甘みが増す
おそらく、一番美味しい食べ方はおにぎりですね。
中身を梅干しにするか、おかずを濃いめにするとさらに美味しく食べられそう。
(2018.10.07追記)
福井県での販売開始から1年経った2018年10月、全国でもいちほまれの販売が解禁。
それにともない、通販でいちほまれを購入できようになりました。
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新米 福井県産 いちほまれ 10kg (2kg×5袋)【白米】【送料無料】
値段は1kgあたり568円と、1年前の店頭購入時より安くなっていますね。
上のリンクの商品は送料無料だし2kg毎に小分けされているので、周りの人とシェアして実際食べて味をみるのにぴったりですね。